新型フルの救急搬送5196人、成人や軽症多い/消防庁
総務省消防庁の「消防機関における新型インフルエンザ対策検討会」は3月3日、今シーズンの新型インフルエンザ搬送状況について、2010年10月18日−11年2月20日の期間に出動件数が5174件、搬送人員が5196人だったことを報告した。年齢区分別で割合を見ると、成人(18−64歳)が33.9%で最も多く、高齢者(65歳以上)が28.8%、乳幼児(生後28日−6歳)が25.5%、少年(7−17歳)が11.8%、新生児(生後28日未満)も0.1%あった。
初診時の傷病程度は、入院加療を必要としない「軽症」が63.1%で最も多く、「中等症」が33.4%、「重症」が1.9%、「死亡」が0.2%、医師の診断がないものや傷病の程度が判明しないものなどの「その他」が1.4%となった。(3/4MEDIFAXより)