新型インフル、府内で急増/京都府が対策会議 健康管理徹底を
京都府内で新型インフルエンザの感染が急増の気配を見せ、7月に入り38人が確認された。これ受け府は7月9日、関係者対策会議を京都市上京区の府庁で開き、学校や事業所内での集団感染の防止に向けて、あらためて府民に健康管理の徹底を呼びかけた。府内の感染者は9日現在、この日新たに判明した11人を含め計52人。うち38人は7月に入って確認された。発熱外来を11カ所に縮小/京都府、新型インフルで
京都府は6月9日、新型インフルエンザの疑いがある患者を専門に診察する「発熱外来」の設置病院数を21カ所から11カ所に縮小した。
神戸市で国内初の患者が確認された5月16日に、府は発熱外来を府内10医療機関に開設。感染者が急増したため、6月1日までに21カ所に増やした。
その後、感染者数が減少し、各保健所の「発熱相談センター」から発熱外来に紹介される患者も、京都府分だけでピーク(5月24日)の42人から、9日には3件に減少。このため、「山城北」「丹後」など各医療圏ごとに1−3カ所に縮小することにした。
京都市内では市立病院と府立医大付属病院に発熱外来の設置を続けていく。府では「従来通り、まず発熱相談センターに相談してほしい」と呼びかけている。