文科省、重点化枠で688億円/
NICU整備や女性医師の復職支援など
文部科学省の2009年度予算の「重要課題推進枠」は、周産期医療環境整備事業への17億円をはじめ、要望していた23項目のすべてが認められた。文教関係全体では688億円を確保し、重点化枠3300億円の約2割を占めた。
社会問題化している周産期医療については、NICU (新生児集中治療室) など、周産期医療病床を整備。さらに若手医師や、結婚や出産で休職している女性医師の復職支援に伴う教育指導体制の充実も盛り込んだ。産科医の負担軽減に向けて、助産師外来などを活用した助産師養成環境整備にも取り組む。このほか、iPS細胞などの先端的ライフサイエンス研究は、当初内示の20億円から64億5000万円を上積みし84億5000万円となった。上積み分は「革新的タンパク質・細胞解析研究イニシアティブ」などに充てる。(12/24MEDIFAXより)