文化企画 優雅なひととき サロンコンサート開く
協会は、京響メンバーによるサロンコンサートを2月15日に開催。弦楽四重奏を楽しんだ。参加者は13人。以下、参加記を掲載する。
贅沢な時間 須藤ゆう子(くらた医院)
2月15日、京響メンバーによるサロンコンサートに、今年も参加しました。
今回は「近代の巨匠の名曲を聴く」と題して開催され、演奏はバイオリンが田村安祐美さんと前智子さん、ビオラは金本洋子さん、チェロは城甲実子さん、4人の美女たちです。
最初の曲はエルガー作曲「朝の挨拶」、2曲目はホルスト作曲「惑星・ジュピター」と耳に馴染んだ曲が続きました。また、曲の合間にはビオラの金本さんが曲や作曲家について短いお話しをしてくださるのですが、それがとても楽しくて、より興味深く演奏を聴くことができました。
ラベル作曲「ボレロ」、マスカーニ作曲「誰も寝てはならぬ」など、よく知っている曲を聴くのは嬉しいし楽しいのですが、題名を見て知らないと思った曲も、演奏されるとどこかで聴いた覚えがある曲だったりします。普段、CMやTVドラマ、映画などで私たちは知らず知らずクラシック音楽を耳にしていることを実感しました。
また、演奏終了後のトークタイムにはいろいろなこぼれ話を伺えたりして、これもとても楽しい時間です。
私自身は音楽には縁のない環境に育ちましたので、音楽に造詣があるということはないのですが、いろいろなジャンルの音楽を聴くことはとても好きですし、楽器やそれを演奏できる方というのはあこがれの対象です。
いい音楽、本物の音は聴いていて心に沁みこみ、満たしてくれる気がします。それを手が届きそうな近い距離にいて、演奏者の繊細な手が音を紡ぎだすのを間近に見て、聴いているのはとても贅沢な時間でした。
毎年参加して回を重ねても、その都度新しい発見と感動があります。企画して下さる協会事務局の方々に感謝するとともに、この先も続けていただきたいと願っています。