救急車の出動3.5%減/08年上半期、搬送人数も
総務省消防庁が10月4日までにまとめた2008年上半期(1−6月) の救急車の出動件数(速報) は全国で250万4件と、07年同期比で3.5%減少した。搬送人数も4.5%減の229万6733人。
全国807の自治体消防本部別では、69.8%に当たる563本部が減少。具体的な要因(複数回答) としては、286本部が挙げた「救急車の適正利用に関する市民への広報活動」が最も多く、次いで「頻繁に利用する人への個別指導」も109あった。
一方、29.7%に当たる240本部は増加。要因(同)は「高齢者の搬送増加」が135で最多だった。残り0.5%の4本部は増減なし。
また07年の年間出動件数は527万982件で、06年に比べ0.6%の微増。年間件数は統計を取り始めた1964年から増え続け、06年に初めて減少していた。【共同】(10/7MEDIFAXより)