救急救命士の職能団体が発足/「教育システムの構築求める」
消防機関以外で活動する救急救命士を対象とした一般社団法人日本救急救命士協会が設立された。5月にも初の総会を開き、本格的な活動を始める。同会の鈴木哲司会長(帝京平成大健康メディカル学部講師)と大松健太郎理事(東京女子医科大東医療センター救急医療科)は取材に応じ、「職域の拡大や教育システムの整備を求めていきたい」と目標を語った。
厚生労働省によると、救急救命士の免許登録者は2009年12月31日現在で3万7567人。総務省消防庁によると、救急救命士の免許を持つ消防職員は09年4月現在で2万3386人。鈴木会長によると、ほかの登録者は医療機関や民間救急事業者、レース場などで活動しているが、実態がつかめていないという。(3/3MEDIFAXより)