政権交代で「シーリング決定は無意味に」/民主・直嶋政調会長が談話
2010年度予算の概算要求基準が7月1日閣議決定されたことを受け、民主党の直嶋正行政調会長は同日、民主党が政権を取れば予算配分を抜本的に見直すため、今回の概算要求基準の決定は無意味になるなどとする談話を発表した。総選挙が近いため、政府は義務的経費を中心に編成する「骨格予算」にとどめる工夫が必要としている。
社会保障費2200億円の抑制について政府は、10年度予算では抑制せず自然増を認めるとしたが、「骨太の方針06」の歳出削減の考え方は継続している。直嶋政調会長の談話では、10年度に自然増を認めた分のしわ寄せが11年度予算に押しつけられかねないとして、政府・与党として明確に説明する責任があるとしている。(7/2MEDIFAXより)