成人喫煙率19.5%は過去最低/10年国民健康・栄養調査  PDF

成人喫煙率19.5%は過去最低/10年国民健康・栄養調査

 2010年の成人喫煙率は19.5%で20%を割り、過去最低となったことが1月31日、厚生労働省が発表した10年の国民健康・栄養調査で分かった。一方、たばこをやめたいと思う人の割合は増加した。

 調査によると、習慣的に喫煙している人の割合は男性32.2%(前年38.2%)、女性8.4%(同10.9%)で前年に比べて男女とも減少した。全体では19.5%(同23.4%)で、初めて20%を下回った。

 喫煙者のうち、たばこをやめたいと思うと回答した人の割合は、男性は35.9%(同31.7%)、女性は43.6%(同41.6%)で、全体では前年の34.2%から37.6%に増加した。

 受動喫煙の状況では、受動喫煙の影響を「ほぼ毎日受けた」と回答した人の割合が03年と比較して、家庭、職場、飲食店、遊戯場の全ての場で減少した。

 厚労省は、10年の国民健康・栄養調査を基に成人喫煙率と禁煙希望者の割合から喫煙率低下の数値目標を算出し、次期国民健康づくり運動プランや見直しを進めているがん対策推進基本計画に盛り込みたい考えだ。2月1日のがん対策推進協議会で数値目標を提示する。(2/1MEDIFAXより)

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