慢性疾患対策の充実を提言/厚労省・検討会、報告書を公表  PDF

慢性疾患対策の充実を提言/厚労省・検討会、報告書を公表

 厚生労働省は8月26日、慢性疾患対策の整理・再編に向けた方向性を検討した「慢性疾患対策の更なる充実に向けた検討会」(座長=久道茂・宮城県対がん協会長)の報告書である「検討概要」を公表した。

 検討概要では、慢性疾患対策の現状について、疾病によって対策に濃淡があるとの認識を示し、受診頻度の高い慢性疼痛の原因となる筋骨格系・結合組織の疾患や、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などは、対策の充実を検討するべきと指摘。糖尿病など、既存の対策の対象となっている疾患についても、重症化や合併症によりQOLの低下や死亡につながることが多いため、健診受診率の向上や関係医療機関の連携などを推進する必要性を盛り込んだ。厚労省は今秋以降、施策の具体化に向けて疾病ごとに具体的な検討を行う方針だ。(8/27MEDIFAXより)

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