慢性期の医師・看護師に認定制度/日本慢性期医療協が創設へ

慢性期の医師・看護師に認定制度/日本慢性期医療協が創設へ

 日本慢性期医療協会は、慢性期医療に携わる医師と看護師の認定制度(慢性期医療認定医、慢性期医療認定看護師) を2008年度内に創設する方針を決めた。近年、急性期医療の平均在院日数の短縮化が進み、治療の早い段階で急性期から患者が移動してくるケースが増えている。慢性期医療を支える医師と看護師が、急性期での治療を踏まえた専門性の高い処置・ケアを提供するには、認定制度の導入が必要と判断した。

 11年度末には介護療養病床が廃止され「22万床」となる療養病床。その機能強化が求められる中で、同協会は慢性期医療を支える医療スタッフの人材育成を強力に進めていく考えだ。

 同協会によると、専門性の高い慢性期医療に従事する医師・看護師の新認定制度は、慢性期医療の基本となる知識や技術について、全6日間(24単位)の履修を義務付ける方向で検討している。(8/11MEDIFAXより)

ページの先頭へ