感染症対策、保育園児と幼稚園児で統一を/保団連が要望
保団連は8月8日、インフルエンザや腸管出血性大腸炎感染時の取り扱いが、幼稚園児と保育園児で異なるとして、文部科学省と厚生労働省に対し感染症対策について統一を図るよう求める文書を菅直人首相、細川律夫厚生労働相、木義明文部科学相に提出した。
保団連は、インフルエンザ罹患時の登園許可について、学校保健安全施行規則では「解熱した後2日を経過するまで」出席停止とし、厚生労働省の「保育所における感染症対策ガイドライン」では「症状が始まった日から5日以内に症状が無くなった場合は、症状が始まった日から7日目までまたは解熱した後、3日を経過するまでは登園を避けるよう保護者に依頼」としているなど、幼稚園児と保育園児の取り扱いの違いが現場の医療機関や保護者に混乱を生じさせていると指摘。▽文科省と厚労省で感染症対策の取り扱いの統一を図る▽感染症対策以外についても、厚労省と他の省庁で基準に一貫性を持たせるよう留意する―の2点を求めた。(8/9MEDIFAXより)