感染制御の真髄―感染症診療と感染対策―
第640回社会保険研究会
講 師 京都市立病院機構 感染症内科部長 清水恒広 氏
日 時 5月14日(土)午後3時〜5時
場 所 京都府保険医協会・会議室
主 催 京都府保険医協会
清水先生からのメッセージ
感染制御とは、医療施設内で感染症を生み出さないようにすること、また広げないようにすること、その両方を含みます。前者は非感染症と感染症をきちんと切り分けて診断し、中でも、治療が必要な細菌感染症のみに、抗菌域が最も狭い抗菌薬を必要十分量、必要十分期間だけ投与し、適切に治療を終了することで達成されます。薬剤耐性菌が生まれにくく新たな感染症が出現しにくくなるからです。一方、インフルエンザウイルス、結核菌、MRSAなど、施設内には毎日種々の病原微生物が流入します。これらを施設内で広げないために感染対策が必要です。施設内での感染制御に必要なこの両輪につき、わかりやすく 解説したいと思います。
※参加は無料、事前申込は不要です。
※審査委員会だよりと日医生涯教育講座の受講証を出席会員にお渡しします。
※この研修会は、医療法上年2回義務付けられている無床診療所の院内感染防止対策のための職員の外部研修となり、参加者には参加証を交付します。