恒例の従業員研修会を開催 ゲーム交えて楽しく学ぶ
楽しく・わかりやすく・ためになると、毎回多くの参加者から好評を得ている「新しく医療機関に勤められた方の研修会」を4月16日、17日の2日にわたり、協会会議室で開催し、のべ87人が参加した。1日目は元日本航空客室乗務員茂木治子氏より「医院・診療所での接遇マナー研修・初級編」を講習した。また、2日目は「医事紛争から見た医療従事者としての心構え」と題して医療安全対策部会副理事長林一資氏より、「知っておきたい保険基礎知識(請求留意事項)」と題して保険部会事務局より解説した。
以下、接遇マナー研修への参加記を掲載する。
ちょっとした気づきが行動を大きく変える
北村知加子(花安小児科・乙訓)
この度の接遇研修を受けて、表情・動作・態度から相手に信頼されることが大切だと改めて分かりました。
これはどんな人間関係においても、また職場においても自分が意識していれば良いコミュニケーションがとれ、形になると勉強になりました。
今回の研修は、はじめに先生より「参加型で進めます!」とのお話があり、まず、周りに座っている方々と握手やフリートークから始まりました。
そうすると緊張もほぐれ笑顔も出やすく、一緒に考えたり意見交換したりと会話ができました。会場の空気が変わって皆で体験している!という感じでした。
茂木先生のお話の中で、「習慣が人格を作る」「結果は行動の積み重ねである」という言葉がとても印象に残りました。ついついとってしまう行動や癖には隠し切れない自分が出るのだと再認識し、自分の心の持ち方によって同じ言葉や態度でも現れ方が違ってくることや取り繕っているつもりでも全て相手に伝わってしまうこと…。気をつけているつもりでも忘れがちになってしまっているのではないか? と意識を自分に向けてみようという気持ちになりました。
そして普段から自分なりに気をつけていたこと「迅速にする」「親切にする」ということも本来の意味を知り、驚きました。「迅速」とは単に速くするものではなく、自分のペースでなく周りにあわせてすばやくするということ。「親切」とは行動にすること。この二点は改めて考えたこともなく、なんとなくとらえて行動していたものです。
もう一つ、あっ!と気づかされたことは身だしなみについてでした。キレイにしたり、オシャレにしたりと整えることは全て自分に対してである。本当の身だしなみとは人に対して整えることだというものでした。
今回学んだちょっとした気づきで行動を大きく変えられそうです。心構え・行動・表情や声のトーン・身だしなみがそろってはじめて信頼される人になるとわかり、これからは常に明るい気持ちで人にどう見えているかを考え、活かせるようにしていこうと思いました。