急性期病院との連携で評価を/慢性期医療協会、10年度改定の要望書  PDF

急性期病院との連携で評価を/慢性期医療協会、10年度改定の要望書

 日本慢性期医療協会は7月16日付で、2010年度診療報酬改定に関する要望書を厚生労働省保険局医療課の佐藤敏信課長に提出した。慢性期医療機関が急性期医療機関と連携して患者を受け入れた場合などに、診療報酬で評価するよう求めた。

 要望書では、慢性期病院が急性期病院から患者の新規紹介入院を受けた場合、「急性期受託加算」として入院後1カ月間は1日300点、2カ月目は1日100点を算定することを要望。慢性期病院の医師が、急性期病院に入院中の患者を転院促進などのために訪問した場合は、転院1回につき1000点、看護師の場合は500点を付けるとした。

 医療区分については、区分ごとの重症(重度)加算を要望。医療区分1で重度加算の対象とすべき病態項目として▽重度意識障害(JCS100以上)▽がんターミナル(余命1カ月以上)▽全麻手術後1カ月以内?などを挙げ、これらに該当する場合は1日200点の重度加算を求めた。医療区分の改善・維持についても評価を求めている。(7/22MEDIFAXより)

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