急性期病床群、根強い慎重論も議論前進
厚労省の「急性期医療に関する作業グループ」は1月26日、3回目の会合を開いた。医療法に「急性期病床群(仮称)」を位置付けることについて、医療提供側委員の慎重論は依然、根強いものの、議論が平行線をたどった前回会合と異なり、建設的な提案もあった。
横倉構成員(日医副会長)は日医総研の「自治体病院における救急告示病院の構成比(2009年度)」データを提示しながら、不採算地区で看護配置15対1病院の8割強が救急告示をしているのに対して、人口密集地区の15対1病院の救急告示は1割未満にとどまっているとし、全国一律に制度設計することの難しさを強調。(1/27MEDIFAXより)