後発薬で年54億円節減/日本調剤の患者薬剤費  PDF

後発薬で年54億円節減/日本調剤の患者薬剤費

 先発医薬品と有効成分が同じで安価な後発医薬品(ジェネリック医薬品)の普及に力を入れる調剤薬局チェーンの日本調剤は5月11日、同グループで後発薬に替えた患者の薬剤費節減効果が2008年度は53億7100万円に上ったと明らかにした。

 変更された処方せんは217万枚で1枚当たり約2470円の節減。自己負担3割の患者では、1回の処方で薬代が約740円浮いた計算になる。

 後発薬への変更は、処方せんに変更不可のサインがなければ、患者が薬局で希望すれば可能。同グループでは変更可の処方せんと、変更可で実際に後発薬にした患者がそれぞれ50%台前半で、処方せん全体に占める後発薬の割合は20%台後半となった。

 同グループは4月から、後発薬へ変更した場合の差額の試算や、医師に面と向かって希望を伝えにくい患者への「ジェネリック医薬品お願いカード」配布を実施している。【共同】(5/13MEDIFAXより)

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