後期高齢者医療費、初年度は約11兆3000億/国保中央会08年速報  PDF

後期高齢者医療費、初年度は約11兆3000億/国保中央会08年速報

 2008年度に国保連合会が審査確定した医療費の総額は21兆9585億円で、このうち後期高齢者医療費は全体の51.4%に当たる11兆2935億円だったことが7月2日、国保中央会のまとめで分かった。市町村国保の医療費は10兆810億円だった。

 国保中央会が、同日発表した08年度の医療費速報によると、市町村国保の被保険者数は3615万人で前年度から1.5%減少。後期高齢者は1323万人だった。国保組合を加えた国保・後期高齢者の合計は5294万人で、前年度から3.62%増加した。

 後期高齢者医療費を07年度の国保老人の医療費と比較すると、21.1%の増加。市町村国保でも前年度から1.9%増加した。

 1人当たりの医療費は後期高齢者が85万3391円で、市町村国保(27万8848円)の3.06倍。都道府県別に見ると、後期高齢者で最も高い福岡県(108万1244円)と最も低い新潟県(70万2778円)では1.54倍の開きがあった。市町村国保では最高の広島県(34万1078円)と最小の沖縄県(23万3240円)で1.46倍開いた。(7/3MEDIFAXより)

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