後期高齢者医療制度廃止めざし議員支援トーク集会開く
民主・共産・社民の国会・地方・広域連合議員が一堂に
廃止の一点で共同のアピール
協会は8月28日、京都市上京区の京都アスニーにおいて、「後期高齢者医療制度廃止をめざしてがんばる議員を支援するトーク集会」を開催、107人の参加で成功させた。民主・共産両党の国会議員をはじめ、京都府議会、各市会、広域連合議会より、会派を超えた24人の議員が出席。各議員からは、所属政党や会派の違いを超え、あらためて後期高齢者医療制度の問題点が語られた。
集会は、垣田さち子副理事長の司会で進行し、関浩理事長の挨拶、津田光夫理事の基調報告に続き、各議員がスピーチを行った。
発言したのは、次の12人の議員。山井和則議員(衆・民)、北神圭朗議員(衆・民)、穀田恵二議員(衆・共)、井上哲士議員(参・共)、田中健志議員(府・民)、光永敦彦議員(府・共)、鈴木正穂議員(京都市・民)、玉本なるみ議員(京都市・共)、飛鳥井けい子議員(向日市・社民)、曽我千代子議員(広域連合)、小林あきろう議員(広域連合)、せのお直樹議員(広域連合)。また、奥田登議員(広域連合)は文書にて発言。
市民の参加者も幅広い団体・個人が集い、真剣に議員の話に耳を傾けると共に、高齢者や労働団体、医師から自らの願いとして、同制度の廃止を求める力強い発言が相次いだ。発言したのは次の6氏。稲葉伸二氏(京都労働者福祉協議会事務局長)、勝本光一氏(京都労働運動OB会事務局長)、水谷正太氏(医師)、檀上健作氏(医師)、中村睦隆氏(松寿会樋ノ上老人クラブ会長)、南徹氏(後期高齢者医療制度廃止連絡会)。また、フロアから歯科保険医協会、京都市の窓口で働く職員からの切実な訴えがあった。
集会の最後には参加者一同でアピールを採択。あらためて国会内外で「廃止」の一点で共同し、真に、国民全てが保険証1枚で必要な医療が受けられる制度の実現に向け奮闘することを確認した。(詳細は次号付録)
なお、この日までに集約した「後期高齢者医療制度の中止・撤回を求める請願署名」5973筆を4人の国会議員に託した。同署名は、引き続き協会宛にご返送いただきたい。
【京都保険医新聞第2654・2655合併号_2008年9月1・8日_1面】