後期高齢者制度、見直しの結論は09年春めど/与党PT
与党高齢者医療制度に関するプロジェクトチームは12月17日開かれ、法律に規定する「5年後」を前倒しして行う後期高齢者医療制度の見直しについて、2009年春をめどに結論を出すことを確認した。同日は見直しに当たっての「基本的枠組み」をまとめた。
基本的枠組みは現行の制度について、旧老人保健制度が抱える問題を解決するため10年にわたる議論を経て制度化されたと明記。一方、野党が提案する後期高齢者医療制度の廃止法案は現場の混乱を招き、保険料負担が下がった多くの人の負担が再び上がるものだとして批判している。
制度の見直しは9月に決めた自民・公明両党の政権合意に盛り込まれていたが、「年内総選挙」がささやかれていた中で与党PTの見直しの議論が遅れていた。(12/18MEDIFAXより)