府庁「正庁」でサロンコンサート

府庁「正庁」でサロンコンサート

歴史的建造物で弦楽四重奏楽しむ

京都府庁旧本館(写真左)の「正庁」で開催した京響サロンコンサート

 協会は2月21日、京響サロンコンサートを京都府庁の旧本館正庁にて開催。39人が参加した。当日は寒い季節ながらも好天に恵まれ、窓より木漏れ日を受けながら、午後のひとときを音楽で楽しんだ。

 今回は、京都市交響楽団等在籍の弦楽奏者4人(バイオリン:山本美帆、前智子、ビオラ:金本洋子、チェロ:日野俊介)による弦楽四重奏。明治時代の重厚な建物「京都府庁旧本館」の中、表彰・認証式など儀式が執り行われた「正庁」は、弦楽器の響きも豊かに聞こえる。

 演奏は、春爛漫の季節を思わせるように、ビバルディ「四季」春より第1楽章で始まり、窓外に吹く寒風を忘れさせる音色にうっとり。モーツァルト「ディベルティメントニ長調」やエルガー「愛の挨拶」などのクラシックな曲、さらに、ルロイ・アンダーソン「舞踏会の美女」「そりすべり」といったポピュラー曲が演奏され、見事なアンサンブルで弦楽四重奏の魅力を満喫した。

 演奏の合間にバイオリン・ビオラ・チェロ、それぞれの楽器の特徴を、演奏を交えながら解説。さらには演奏終了後に演奏者のトークがあり、弦楽器やオーケストラなどの話で、参加者からの質問にも答え、音楽の楽しさを再認識した。

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