府が12年度予算案/訪問看護療養費の助成化/子育て医療の対象拡大も  PDF

府が12年度予算案

訪問看護療養費の助成化/子育て医療の対象拡大も

 京都府は2月7日、2012年度当初予算案の概要を発表した。一般会計8945億4900万円(前年度当初比0・8%増)、10特別会計と4公営企業会計を合わせた総額1兆1619億4600万円となる。

 医療関連では、京都式地域包括ケア推進に44億3200万円、総合医師確保対策に約13億円、丹後地域及び中丹地域の医療特別整備費などがあがっている。

 福祉医療制度では、子育て支援医療助成制度の通院対象を小学6年まで拡大(月3000円超額を償還)するほか、協会が要望してきた訪問看護療養費の助成対象化も盛り込んだ。実施は両制度とも9月予定。

 13日開会の2月定例府議会に提案される。

京都府12年度当初予算より医療関係の主な項目を抜粋した一覧表。京都式地域包括ケア推進費(継続)	44億3246.5万円、内訳は1. 地域包括ケア総合交付金、2.「在宅療養あんしん病院登録システム」の推進強化、3.総合的な地域包括ケア人材の確保・育成、4.認知症の総合対策の推進、5.地域包括ケアの基盤整備、6.総合リハビリテーションの充実。福祉医療制度充実費(継続)	75億6182.5万円、内訳は1.子育て支援医療助成の対象年齢拡充、2.問看護療養費の助成対象化(9月診療分から) 。健康長寿日本一推進事業費(新規)	4億8300万円、内訳は1.こども健康管理情報システム構築費、2.後期高齢者健康づくり対策強化費、3.生活習慣病予防事業費、4.介護保険返戻地域活性化事業費。総合医師確保対策費(新規・継続)	12億9078.9万円、内訳は1.医師バンク等の充実(京都医療支援センターの運営、等)、2.地域医療を担う若手医師の育成、3.救急勤務・産科医等確保支援。救急医療体制重点整備事業費(新規)	2億9420万円、内訳は1.府北部地域高度救急医療体制整備、2.災害医療チーム体制強化、3.府南部ドクターヘリ導入準備。丹後地域医療特別整備費(新規・継続)	3億4000万円、内訳は1.医師確保・定着特別対策、2.地域の医療提供体制の整備。中丹地域医療特別整備費(新規)	3億4880万円、舞鶴市域の公的病院再編等医療提供体制の整備。医療施設耐震化推進事業費(継続)	23億1086万円。救急病院・社会福祉施設耐震化促進事業費(新規)	3億円。 後期高齢者医療特別対策事業費(継続)	7億5000万円。 子宮頸がん予防ワクチン等接種促進助成事業費(継続)	11億32.3万円。 療養病床あんしん確保対策事業費(継続)	2500万円。

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