年末の答申へ議論本格化/規制改革会議
政府の規制改革会議は9月12日、年末に控える第3次答申に向けた審議の進め方について議論した。社会保障・少子化対策については、医療分野を重点分野に定め、IT化推進や、医師とほかの医療従事者との役割分担の見直し、混合診療禁止措置の撤廃などを求めていく。
医療のIT化推進に向けては、レセプトオンライン化を踏まえ、社会保険診療報酬支払基金の合理化の徹底と、レセプト審査での保険者機能の強化を訴える。さらに、医療情報の活用体制を整備し、標準的な医療の確立を求めたほか、DRG/PPS (診断群別定額支払い方式) への移行促進などの必要性を訴える。
役割分担の見直しについては、医師不足対策として、看護師・介護福祉士・助産師などの業務の高度化を求める。混合診療禁止措置の撤廃、後発医薬品の使用促進に向けた参照価格制度の導入なども主張していく。(9/16MEDIFAXより)