市場原理主義導入を断固阻止/国民医療推進協が決議
日本医師会や病院団体など40団体でつくる国民医療推進協議会は2月16日、東京都の日医会館で総会を開き、医療への市場原理主義の導入を阻止し、国民皆保険制度を守るとする決議を採択した。
決議では「医療に市場原理主義が導入され、営利産業化されれば優れた公的医療保険制度は崩壊し、二度と取り戻すことができなくなる」と危機感を示し、「国民皆保険制度の下、いつでも、どこでも、だれもが公平に受けることができる医療をこれからも断固守り続けていく」とした。今後、都道府県医療推進協議会で集会の開催や決議の採択などを行うほか、意見書を国会に提出するよう地方議員・議会に要望する。さらに、国民医療推進協議会として、全国各地からの決議文を持って政府関係各方面へ上申する方針を決めた。(2/17MEDIFAXより)