届け!願い 元気フェスタに400人 子どものいのちと健康を守ろう
世界髄膜炎デーの4月24日、「子どものいのちと健康を守ろう!元気フェスタin京都」がこどもみらい館で開催され、府内外から約400人が参加した。フェスタは、予防や早期発見により子どもたちを守ることを訴えて、京都府保険医協会の呼びかけで患者団体、子育て支援団体など14団体でつくる実行委員会が主催した。当日は、細菌性髄膜炎やポリオなどの患者会から病気を知ってほしいとの訴えや、ワクチンの安全性についての講演会など多彩な催しが行われた。(4面)
午前10時の開場前には早くも行列ができ、スタートとともに歌や紙芝居、震災支援バザー、患者会ブース等に親子づれが溢れた。別会場では助産師を講師にベビーマッサージやランチをしながら小児科医と語り合う企画、医療個別相談も行われた。
午後の講演「ワクチンは安全ですか?」では、小児科医の武内一氏(耳原総合病院小児科・佛教大学社会福祉学部)がワクチンの重要性や安全性について講演。死亡事例により見合わせられていたヒブと小児用肺炎球菌ワクチン接種が4月から再開されたことについて、死亡とワクチンには因果関係がないとの発表を報告。さらに、世界水準のワクチンを無料で接種できる社会にしようと訴えた。
最後に、髄膜炎で失われた命への追悼と、これから守るべき命に願いを込めて、参加者一同で風船を空に飛ばした。さらに、会場から四条烏丸までパレードしてアピールした。