実調の調査方法で改善要望/中医協で鈴木・安達両委員  PDF

実調の調査方法で改善要望/中医協で鈴木・安達両委員

 中医協(会長=遠藤久夫・学習院大教授)は4月21日、総会を開き、2010年度診療報酬改定の検証項目について議論した。診療報酬改定結果検証部会がまとめた項目を大筋で了承したが、医療経済実態調査(実調)などの調査方法に議論が及び、調査時期や対象医療機関の抽出方法をめぐって診療側委員から改善を求める意見が出された。

 遠藤会長は「実調については今後、調査実施小委を立ち上げて諮ることにしている。そのときの議論になる」とした。

 再診料や外来管理加算の在り方の検討など、10年度改定の付帯意見の一部は、基本問題小委で検証することになっており、この日の総会では、基本問題小委を早急に開催するよう求める声が上がった。西澤寛俊委員(全日本病院協会長)は「小委を早急に開き、どのような調査をするか考えるべき」と述べた。(4/22MEDIFAXより)

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