安定財源を確保し機能強化を/麻生首相、削減方針の撤回は明言せず
麻生太郎首相は2月12日の衆院本会議で、社会保障費2200億円の削減方針について、歳出改革の基本的な方向性を維持するとした一方、「少子高齢化を迎え、社会保障費の増加は避けられないので、安定財源を確保して機能強化を図らねばならない」とし、削減方針の撤回については明言しなかった。その上で「コスト削減、給付の重点化などの効率化を進め、社会保障制度を安心できるものにしなければならない」と決意表明した。糸川正晃氏(国民新党)に対する答弁。
基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)の黒字化目標については、「当面、財政規律という観点から(201年度のPB黒字化という)努力目標を掲げつつも、景気回復を最優先させる」と述べた。(2/13MEDIFAXより)