子宮頸がんワクチン、1社が治験終了/渡辺副大臣が報告
子宮頸がんの予防ワクチンの承認状況について、渡辺孝男・厚生労働副大臣は3月1日の衆院厚生労働委員会で「1社が2008年12月に治験を終了し、現在、速やかに審査を行っている」と報告した。古屋範子氏(公明)の質問に答えた。
渡辺副大臣は、承認の申請があった製薬企業2社のうち1社が治験を終え、09年2月に治験結果が資料として提出されて現在審査中だとした。
また、古屋氏は仮にワクチンが承認された場合に、早期に公的助成を行うよう求めた。
渡辺副大臣は公的助成の条件として、(1)子宮頸がん発症の元になるHPV感染症の日本での発生動向、(2)感染者が子宮頸がんを発症する割合、(3)ワクチンの日本人に対する有効性・安全性、(4)費用負担の在り方など─を列挙し、「十分に検討していく中でそういうことを検討していきたい」と答えた。(3/12MEDIFAXより)