子宮頸がんワクチン、小学6年にも助成を/専門家会議など  PDF

子宮頸がんワクチン、小学6年にも助成を/専門家会議など

 産婦人科医などでつくる「子宮頸がん制圧をめざす専門家会議」と、日本婦人科腫瘍学会、日本産婦人科医会は11月12日、小学6年生をHPVワクチン公費助成の対象とすることを求める連名の要望書を厚生労働省に提出した。/p>

 専門家会議などは2008年12月、11−14歳女子に接種を推奨する指針を提示し、国に公費助成の実施を働き掛けてきた。政府は10年度補正予算案にHPVワクチンの公費助成を盛り込んでいるが、厚労省は中学1年生−高校1年生への助成を想定している。

 要望書では▽小学6年生を公費負担の助成に加える▽医学的根拠に基づいて、小学6年生または中学1年生への接種を継続的事業とする▽今後3年間は、対象年齢を過ぎた女子へのキャッチアップ対策として、高校1年生まで接種年齢を拡大する─ことなどを求めている。

 専門家会議によると10年度現在、294の自治体が独自に助成を実施。9月に実施したアンケート調査では、助成している自治体130のうち33.8%が小学6年生を対象としていた。専門家会議などは、小学6年生が国の助成対象外となった場合、各自治体でも小学6年生への助成を取りやめるケースが出てくると懸念している。(11/15MEDIFAXより)

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