子どもの心の診療、対応を全国調査へ/厚労省  PDF

子どもの心の診療、対応を全国調査へ/厚労省

 厚生労働省は10月6日、子どもの心の問題への対応状況や、厚労省が2008年度から始めた「子どもの心の診療拠点病院機構推進事業」の内容を把握するため、都道府県などを対象とした全国調査を行うことを決めた。「子どもの心の診療拠点病院の整備に関する有識者会議」(座長=柳澤正義・日本子ども家庭総合研究所長)に調査案を示し、大筋で了承された。

 調査は、全国47都道府県の保健衛生部局と、同事業を行っている11都府県や拠点病院を対象に、09年11−12月に実施する。都道府県の保健衛生部局には▽医療計画に子どもの心の診療提供体制確保に関する記述があるか▽心の問題を持つ子どもの入院治療機能を持つ医療機関が整備されているか▽医療機関と保健所、児童相談所などとの連携会議を行っているか―などについて調査。事業を行っている11都府県と拠点病院となっている医療機関に対しては、事業の実施体制や概要などについて聞くことにしている。(10/7MEDIFAXより)

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