女性の7割「接種したい」/子宮頸がん予防ワクチン
厚生労働省の「望まない妊娠防止に関する総合的研究」班(分担研究者=北村邦夫・日本家族計画協会家族計画研究センター所長)は1月7日、2010年9月に実施した調査について、7割の女性が子宮頸がん予防ワクチンを接種したいと考えているとの結果(速報値)を公表した。
調査の結果、09年12月から接種が始まった子宮頸がん予防ワクチンについては、全体で62.7%、男性では42.5%、女性では78.4%が認知していた。女性の回答者でワクチンを「接種したい」と答えた人の割合は71.3%だった。一方、相手にワクチンを接種してほしいかどうかを男性に聞いた結果、72.0%が「接種してほしい」と答えた。
調査では、緊急避妊法の認知度が30.0%と高いことも分かった。緊急避妊ピルは12月24日に薬事分科会で承認を受けたばかり。
研究班による「男女の生活と意識に関する調査」は2年ごとに実施しており、今回で5回目。16−49歳までの男女3000人を対象に実施し、1540人(男性671人、女性869人)から回答を得た。平均年齢は男性33.8歳、女性34.5歳だった。(1/11MEDIFAXより)