多科受診の取り扱い、是正求める声も／再診料で

　次期診療報酬改定での初・再診料の在り方を議論した11月6日の中医協・診療報酬基本問題小委員会で、診療側委員からは複数診療科受診時の再診料の取り扱いや、初・再診料に含まれるコストなどについても議論を求める意見が出た。

　邉見公雄委員（全国公私病院連盟副会長）は「たくさんの診療科がある病院で、2科目移行の診療科で再診料が算定できないのは、エビデンスに基づかない医療費抑制のため。ぜひ考えていただきたい」と述べた。

　また、西澤寛俊委員（全日本病院協会長）は、厚労省が初・再診料に「含まれると考えられる」として示した人的・物的コストについて「なかなか評価がもらえていない」と指摘。病院団体が実施した調査結果を示して議論に臨む意向を示した。（11/9MEDIFAXより）