外来の窓口負担「病院3割、診療所2割に」/民主・梅村氏  PDF

外来の窓口負担「病院3割、診療所2割に」/民主・梅村氏

 民主党の梅村聡参院議員は1月30日、NPO法人医療制度研究会(理事長=中澤堅次・済生会宇都宮病院長)のシンポジウムで講演し、病院の外来に患者が集中する問題について「患者の行動を変容させるには、病院の外来(の窓口負担)を3割、診療所を2割とするなど、大胆なことをしないと振り分けはできない」と述べ、再診料の統一など診療報酬点数による誘導だけでは限界があるとした。

 また、「特に急性期の病院で外来業務が少し多すぎるのではないか。大学病院、特定機能病院は外来へのフリーアクセスを制限することがあってもいい」と述べ、急性期病院の機能分担を明確にすることを求めた。

 ただ、「特定機能病院がどの位置にあるかということが大事なことで、その医療機関しかないという医療圏もある」と述べ、フリーアクセスを制限する場合には地域事情を考慮する必要もあるとした。(2/2MEDIFAXより)

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