外国人看護師育成に予算/学生に奨学金、三重県  PDF

外国人看護師育成に予算/学生に奨学金、三重県

 三重県は1月28日までに、医療、看護系の大学や専門学校で学ぶ県内在住の外国人を対象に、授業料を給付する奨学金制度を導入する方針を固めた。医療現場で増加している外国人患者をケアできる看護師の育成が狙いで、県によると、自治体としては全国初の試みとみられる。

 対象はポルトガル語、スペイン語など7カ国語のいずれかが堪能で、県内18の医療、看護系の大学、専門学校などに入学する外国人学生。卒業後一定期間、県内の医療機関で働くことを条件に、年間最高60万円の給付を計画している。2009年度予算案に300万円を盛り込み、予算化されれば10年度から募集を行う。

 日本語で入試を受験する必要があることなどから、現時点では対象となる外国人学生はいないが、県国際室は「外国人の子どもたちにとって、看護師が将来の目標の1つになれば」と期待している。【共同】(1/30MEDIFAXより)

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