地域貢献加算など検証対象に／１０年度改定で中医協・部会

　中医協・診療報酬改定結果検証部会は３月３１日、２０１０年度診療報酬改定を踏まえた検証項目を決めた。答申に盛り込んだ付帯意見の中から、外来管理加算の要件見直しと地域医療貢献加算の創設による影響などを選んだ。１０−１１年度の２年間にわたって検証する。具体的な調査内容や時期などについては、次回以降、継続して議論する。

　検証項目となったのは▽新生児集中治療や小児救急医療の評価、後方病床機能の評価など、救急医療の充実・強化▽勤務医の負担軽減、処遇改善▽チーム医療に関する評価創設後の役割分担の状況や医療内容の変化▽精神入院医療の重症度評価導入▽明細書発行の原則義務化後の実施状況▽外来管理加算の要件見直し、地域医療貢献加算の創設▽後発医薬品の処方・調剤の状況―など１１項目。

　この日の部会では、改定による財政影響に関する調査の必要性を指摘する意見もあり、今後、調査内容の具体化の中で詰めることにした。（４/１MEDIFAXより）