地域医療貢献加算、全国の診療所の21.5%
2010年度診療報酬改定で、医科診療所の再診料に新設された地域医療貢献加算(3点)について、メディファクスは全国の施設基準の届け出受理状況(5月1日現在、長崎のみ4月1日現在)を取材した。47都道府県の届け出受理数は計1万8851件で全診療所8万7693のうち21.5%が加算算定の体制を取っている。厚生労働省は、算定できる診療所が約3割との見通しを示していたが、現状では約2割にとどまる。
取材は5月27日から6月4日にかけ、全国の厚生局と厚生局事務所に電話で受理状況を聞いた。
受理件数が最も少なかったのは青森で91件、最も多かったのは東京で1462件だった。加算体制を取る診療所の割合は、全都道府県で10%を超えた。割合が最も低かったのは千葉で10.9%、最も高かったのは石川で50.1%。
各厚生局ごとに見ると北海道18.3%、東北19.2%、関東信越15.4%、東海北陸28.0%、近畿19.5%、中国四国32.0%、九州29.4%で、関東信越と中国四国では割合に倍以上の差がついた。(6/7MEDIFAXより)