地域医療福祉情報連携協議会が発足/各地のネットワークが協働
地域医療福祉情報連携協議会が発足し、1月28日に東京都内で発足記念シンポジウムを開いた。会長に就任した東京医科歯科大大学院の田中博教授は設立趣旨説明の中で「情報連携の至適形態を探求する場にしたい」と強調。地域ごとの医療情報ネットワークが協働し、全国的な健康医療情報基盤まで発展することに期待感を示した。
全国各地域では既に医療情報ネットワークが構築され成果を挙げている。同協議会はこれらのネットワークの運営に関わる医療関係者らが発起人となり、2010年11月24日の設立準備会を経て設立にこぎ着けた。任意団体として発足し、会員には医療情報ネットワーク関係者のほか、医療団体、学会、自治体関係者らを想定。個人会員や企業が対象の賛助会員も募集する。名誉会長に全国自治体病院協議会の邉見公雄会長、顧問に前厚生労働省事務次官の水田邦雄氏がそれぞれ就任した。 同協議会は今後、各地域の支部設立や4疾病5事業ごとの分科会設置を計画する。「地域医療連携情報データベース」を整備する構想もある。(1/31MEDIFAXより)