地域医療担う医師を増員/社民・参院選公約
社民党は6月17日、7月の参院選の公約を発表した。「もっと生活再建」をキーワードに、社会保障の充実など10の約束を提示。地域医療を担う医師を増やして医療空白地域の拡大を止めるとしたほか、訪問介護・訪問看護の拡充やリハビリテーションの日数制限の廃止などの具体策を盛り込んだ。
医療・介護関連ではこのほか、介護施設待機者をゼロにするため、介護施設の増設と在宅生活支援の強化を行うとし、医師、看護師や福祉・介護職員の増員と待遇改善も掲げた。
地方分権では、公的病院を守り、地域医療の確保を図るために必要な支援を行うよう求めるとしている。
09年9月の政権交代後、連立政権離脱までの8カ月間の成果として、社会保障費2200億円削減の廃止や肝炎患者に対する医療費助成の拡充などを挙げた。
●消費増税には反対
財源については、無駄遣いの排除と使途の見直し、特別会計の活用などで賄うとした。消費増税は「可処分所得を減らす」として反対する姿勢を示した。(6/18MEDIFAXより)