地域医療再生は750億円減で決着/補正予算の一部執行停止を閣議決定
政府は10月16日、2009年度補正予算の一部執行停止を閣議決定した。厚生労働省関連では、地域医療再生基金(計上額3100億円)の750億円減のほか、レセプトオンライン化推進支援(同291億円)の93億6000万円減など、総額で6314億3000万円が執行停止対象となった。
閣議後の会見で長妻昭厚生労働相は、地域医療再生基金の一部執行停止について「全額停止というわけではないが、各都道府県が総力を挙げて(減額される)100億円のプランを立てていただいているのも事実。深くおわび申し上げる」と陳謝した。その上で「執行停止対象以外のプロジェクトは今後、進めさせていただく。合わせて診療報酬見直しなどを含めて地域医療により一層取り組みたい」と意欲を示した。
今回の見直しで地域医療再生基金は、当初10カ所に配分されることになっていた100億円規模の計画を取りやめ、各都道府県2カ所に一律25億円規模の事業を配分する。(10/19MEDIFAXより)