在宅推進へ補助を拡大/厚労省、緩和ケア以外も対象に
厚生労働省は2007年度から行ってきた在宅緩和ケア対策推進事業について10年度から対象を拡大させる。従来の緩和ケア対策だけでなく、筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者や在宅リハビリテーション患者も含めた在宅医療全体の体制整備を図る。
在宅医療推進支援事業として▽在宅医療推進支援センター(機能)の設置▽在宅医療推進連絡協議会の設置▽在宅医療従事者研修の実施―に対して補助する。これまでの在宅緩和ケア対策推進事業でも、同様の事業を推進してきたが、がん患者に対する緩和ケアや看取りなどに重点が置かれていた。在宅医療の幅が広がってきたことから対象を拡大する。(5/17MEDIFAXより)