国病機構、5期連続で経常収支黒字/08年度業績評価
厚生労働省の独立行政法人評価委員会国立病院部会は8月3日、国立病院機構の2008年度業務実績評価の個別評価(自己評価)を審議した。同機構の病院ネットワークを生かした臨床研究事業やクリティカルパスの活用などを評価し、全14の個別評価項目中、「S」評価が6項目、「A」評価が8項目で、「B」評価以下はなかった。
純利益は約300億円(前年度比約61億円増)で、経常収支は5期連続黒字となった。診療報酬改定による医科点数の引き上げや平均在院日数の短縮が経営改善の要因と分析している。同部会は26日に08年度の総合評価と、第1期中期計画(04−08年度)の総合評価をまとめる予定だ。(8/4MEDIFAXより)