国外で受診、日本人の関心は最下位/民間国際調査
調査会社のイプソスは12月6日、世界24カ国を対象にした医療ツーリズムに関する国際調査の日本語版を公表した。自国内で医療サービスや歯科サービスを受けるよりも費用が極端に安価であれば国外で受診するか尋ねたところ、日本は「もちろん考える」が3%で調査に応じた24カ国のうち最も低い数字を示した。
調査は5月1−15日までインターネット上で実施。各国16−64歳(カナダと米国は18−64歳)の500人以上が回答し、全体の調査対象者は1万8713人だった。
自国内で医療や歯科治療を受けるよりも費用が極端に安価であれば国外でサービスを受けることを「もちろん考える」と回答した人は調査回答者の18%、「おそらく考える」と回答した人は36%となり、積極的な人の割合が半数を超えた。一方、「おそらく考えない」と回答したのは30%、「絶対に考えない」は16%だった。
国別に「もちろん考える」と回答した人の割合を見ると最も高いのがインドで35%、次いでインドネシアとロシアの32%、メキシコとポーランドの31%が続いた。米国は13%だった。一方、「もちろん考える」と回答した人の割合が低かったのは日本の3%、韓国の5%、スペインの7%、フランスの8%、ベルギーとスウェーデンの9%だった。(12/11MEDIFAXより)