国保の未納増「制度の根幹が傷んでいる」/菅首相
菅直人首相は2月8日の衆院予算委員会で、2009年度の国保の保険料収納率が88.01%と過去最低になったことを受け「(皆保険成立から)50年間育ててきた日本の社会保障制度の根幹が傷んできており、深刻な問題だと理解している。社会保障改革の姿を考える中で重視して検討していきたい」と述べた。社民党の阿部知子政策審議会長の質問に答えた。
厚生労働省が2月4日に発表した市町村国保の財政状況によると、保険料収納率は1961年度から07年度まで9割以上を維持していたが、08年度に9割を切って88.35%に。09年度も最低記録を更新した。(2/9MEDIFAXより)