国の責任で医師不足解消を/関東知事会がアピールへ  PDF

国の責任で医師不足解消を/関東知事会がアピールへ

 関東地方知事会(10都県) は10月29日、千葉市内で会議を開き、東京都内で診療拒否された妊婦が出産後に死亡した問題などを受け、医師不足を国の責任で解消して医療体制を充実するよう政府に緊急アピールを出すことで合意した。

 会議で石原慎太郎東京都知事は「東京は産科も小児科も給料を上乗せしているが、とても追いつかない」と医師不足の現状を指摘。各知事らからは「医師不足を招いた責任を(国は) 自覚すべきだ」(上田清司埼玉県知事)、「医者が増えると医療費が増えるという考え方は自重してもらいたい」(堂本暁子千葉県知事) などと批判が相次いだ。

 会議ではこのほか関東地方の主要港と内陸部を結ぶ道路網の整備など、12項目の国への要望事項を決めた。【共同】(10/31MEDIFAXより)

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