回復期リハの「患者選別」認められず/中医協・検証部会
厚生労働省は11月10日の中医協・診療報酬改定結果検証部会で、2008年度診療報酬改定結果に関する特別調査結果の速報を報告した。08年度改定で在宅復帰率などの「質の評価」を盛り込んだ「回復期リハビリテーション病棟入院料」について、軽度の患者を選別して入院させる傾向は見られないと説明した。
08年度改定では、「回復期リハビリ病棟入院料1」(1690点)の施設基準に▽新規入院患者のうち15%以上が日常生活機能10点以上▽退院患者の在宅復帰率が60%以上―という「質の評価」を盛り込んだ。このため「回復期リハビリ病棟入院料2」(1595点)を算定する病棟が在宅復帰率を高めるために、比較的軽度の患者を選別して入院させることが懸念されていた。(11/11MEDIFAXより)