周産期医療と救急医療の連携強化へ/厚労省、妊婦死亡問題受け懇談会  PDF

周産期医療と救急医療の連携強化へ/厚労省、妊婦死亡問題受け懇談会

 都立墨東病院などで受け入れを断られた妊婦が脳内出血で死亡する事例が発生したことなどを受け、厚生労働省は周産期の救急医療体制の強化を図る目的で「周産期医療と救急医療の確保と連携に関する懇談会」を新たに設置し、11月5日に初会合を開いた。同日の懇談会には舛添要一厚生労働相も出席した。今後、周産期医療と救急医療の確保、さらに両者が連携するための基本的枠組みを検討し、2009年度予算案も視野に入れて12月中をめどに意見の取りまとめを行う。

 同日は岡井崇・昭和大医学部産婦人科学教室主任教授を座長に選出した後、周産期医療と救急医療の連携にかかわる問題点について各構成員が意見を述べた。

 懇談会は今後、3−4回の会合を通じて議論を深める。次回は周産期医療と救急医療の連携が適切に行われている地域から事例紹介を求める予定。 (11/6MEDIFAXより)

ページの先頭へ