同時改定へ新会議を創設/長妻厚労相「一体的に議論」  PDF

同時改定へ新会議を創設/長妻厚労相「一体的に議論」

 長妻昭厚生労働相は1月12日、厚生労働政務三役会議後の会見で、2012年度の診療報酬と介護報酬の同時改定に向けて、一体的に議論する会議体を新たに創設する考えを示した。12年度は6年に1回の医療と介護の同時改定の年。医療崩壊や介護職の疲弊が叫ばれる中で、民主党を中心とする政権が、社会保障制度をどう再構築していくか問われる年となる。長妻厚労相は「診療報酬改定と介護報酬改定が同時にあり、一体とした取り組みが実効性ある形でできる時期が迫っている。医療と介護の話を合わせて1つの会議体で(議論)できないか、担当部局とともに検討している」と述べた。

 新たな会議体での検討内容について長妻厚労相は「基本的には(提供体制も)含めた形で、介護との連動性についても議論ができないかということを考えている」と述べ、診療・介護報酬のほか、医療・介護の提供体制も一緒に議論していくとした。

 設置の時期については「当然、春前に立ち上げる」と述べ、09年度中に設置する考えを示した。(1/13MEDIFAXより)

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