合計特殊出生率1.37、3年連続で上昇/2008年人口動態統計
厚生労働省は9月3日、「2008年人口動態統計」の確定数を発表した。出生数は109万1156人で前年に比べ1338人増加した。1人の女性が一生の間に産む子どもの数を推計した「合計特殊出生率」も1.37となり、前年の1.34を上回り、3年連続で上昇した。
出生数を母親の年齢別に見ると、20−24歳(12万4691人)、25−29歳(31万7753人)、30−34歳(40万4771人)はともに前年に引き続き減少したが、15−19歳(1万5427人)と35歳以上の全階級は前年を上回った。また、婚姻件数も72万6106組で6284組増加した。
死亡数は114万2407人で3万4073人の増加だった。人口1000人当たりの死亡率は9.1で前年の8.8を上回った。死因順位は、1位が「悪性新生物」34万2963人、2位が「心疾患」18万1928人、3位が「脳血管疾患」12万7023人の順。悪性新生物が死亡総数の30%を占めた。(9/4MEDIFAXより)