参院選公約、保険外併用療養を拡大/民主・研究会が素案決定  PDF

参院選公約、保険外併用療養を拡大/民主・研究会が素案決定

 民主党の参院選マニフェストを検討してきた党地域主権・規制改革研究会(会長=玄葉光一郎衆院議員)は4月28日、国会内で総会を開き、地域主権・規制改革分野の素案を大筋でまとめた。

 医療・介護関連では▽保険外併用療養の対象項目拡大▽ドラッグ・ラグ、デバイス・ラグの解消▽一般用医薬品のインターネット販売規制の緩和▽介護施設の参酌標準の撤廃▽医療ビザなどビザに関する規制緩和―の5項目について、規制改革を行うとした。

 保険外併用療養の対象項目の拡大では、学会が有効と認めた高度先進医療や未承認薬のコンパッショネート・ユース(ほかに代替手段がない場合の人道的使用)を追加するなど、対象項目の拡大を検討すべきと指摘した。また、自治体の実情に応じた「介護保険事業(支援)計画」を策定できるよう、介護施設の参酌標準の撤廃を求めた。

 研究会は、素案を政府と党の企画委員会に報告。同委員会での検討を経て、政権公約会議(議長=鳩山由紀夫首相)で5月末にマニフェストを決める。(4/30MEDIFAXより)

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