原発作業員の健康管理、厚労省が指針を公表
厚生労働省は10月11日、福島第一原子力発電所作業員の健康を保持・増進するための指針を公表した。9月に厚労省の「東電福島第一原発作業員の長期健康管理に関する検討会」が取りまとめた報告書を踏まえた指針。
指針には長期健康管理の取り組みとして、作業員の被ばく線量に応じて白内障検査やがん検診を実施することなどを盛り込んだ。データベースの整備では、作業員本人が被ばく線量や健康診断の結果を参照できるとした。このほか、国が行う援助として作業員へのがん検診受診勧奨や、支援窓口での健康相談・保健指導などを実施するとした。(10/12MEDIFAXより)