原発トラブル、3件がレベル1/「安全文化が欠如」
経済産業省の小委員会は2月5日、長期停止中の高速増殖炉原型炉もんじゅ(福井県)の排気ダクトで2008年9月見つかった腐食による穴など3件を、原子力事故・トラブルの国際評価尺度(INES)で8段階のうち下から2番目の「レベル1」と評価した。
ほかの2件は、中部電力浜岡原発5号機(静岡県)で08年11月、気体廃棄物処理系統の温度が上昇し、原子炉を手動で緊急停止したトラブルと、東京電力柏崎刈羽原発6号機(新潟県)で08年6月、制御棒1本が駆動機構と結合していないのが見つかった不具合。それぞれ「安全文化が欠如している」と判断した。【共同】